禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

コロナにかかっても出来る身心調整法(5) 歩禅①

この「歩禅」は以前より実践していたのですが,ご紹介するかどうか悩んでおりました。

 

しかし先日の加藤泰惇和尚さんとの対談で勝手に背中を押されたような気がして,「まぁ取り合えず公開してみて皆さんからの意見をきいてみよう」という気持になり書き始めました。

 

禅茶ラジオ「お坊さんとトーク」でもお伝えしたようにYmは現在,感染症病棟のある急性期病院で理学療法士としてリハビリに従事しております。

 

 

そこで多くの結核患者さんやコロナ患者さんのリハビリも担当させていただいております。

 

この「させていただいております」というのは,これまでは社交的な謙遜の意味あいが多かったのですが,泰惇和尚さんとの対談以降,本当にこういう場面に関われるというのはごく限られた職種であり本当にやりがいのある,まさしく「衆生無辺誓願度」に繋がる行であり,不出来な自分としてはこうした境遇に居られる幸せを痛感し,心底「させていただいております。」と思い返しております。

 

またまた前置きが長くなりましたが今回は「ね禅」「ギャッジアップ禅」「端禅」につづいて『歩禅』をご紹介してみます。

 

Ymが勤務する病院ではここ10年ほど脊柱管狭窄症をはじめとした背骨の手術が多くなってきておりました。そうした患者さんの中に太極拳をされている方がいて,病院近くの公園で早朝行われているという情報を得たのです。

非番の土曜日ならとその太極拳同好会を見学に行くと,飛び入り参加にも歓迎してくださいました。 

それから色んな太極拳教室を見学に行き,近郊にあるコミュニティセンターの太極拳教室が日中友好協会の李徳芳先生を伝承されている中村先生に出遭いました。

 

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そうYmは坐禅より先に太極拳に触れ.素晴らしい師匠についたのでした。

 

「師匠運」と言う言葉は私の造語ですが,間違いなく私はこの師匠運は抜群です。

これは自信をもって言えます。

 

・・・・・と全然,本題に入る前に「太極拳」を語り始めて熱くなって長文となってしまいました。

長いと読みづらいでしょうから禅茶ラジオよろしく,続きは次回と言うことで後半をお楽しみに。(Ym)