禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

廻光会45周年記念のご挨拶

            於:東天紅 令和5年1月17日

 

廻光会45周年を祝う会に参加くださりありがとうございます。

 

廻光会の今年度の会員数は新入会員2名を含め8名です。

 

定例会は毎週火曜日で午前の日、午後の日があります。

会員の中には午前の日のみの参加者と午後の日のみの参加者があり全員が一堂に会する機会がありませんでした。

そこで昨年11月、会員の顔合わせ会をしてはとの提案があり実施が決まりました。

11月は昭和52年「禅の市民グループ・廻光会」が発足して丁度満45年をとなりますので45周年記念の会を兼ねて開催することにしていましたが会場選定に不手際があり本日の開催となりました。

 

残念ながら本日は新入会員の富田さんと前回出席予定の元会員の鎌田明子様も出席できず少人数ではありますが親しく懇談したいと思います。

 

10数年前、廻光会発足当初からの指導者である内田ふき先生帰寂の後、後継の相談役を引き受けていただいた大友さんを相次いで失うという困難な時期がありました。

 

その際、会にとどまりその存続のため会長として尽力いただいた毛利久美子様、お茶の稽古でのお手伝い、午前の定例会で輪読している

「八正道シリーズ」の推奨など目立たないところで尽力をいただいた鎌田明子様、本日は都合により出席できなかった会員の清田恵子さんはお二人の指導者なきあと禅の一環としての茶道を活動に取り入れ廻光会の懐の深さを拡げるのに貢献していただきました。

 

ここに心よりお礼申し上げます。期間の長短はあっても会員として行を共にし、それぞれの理由で去って行かれた数多くの方々の45年にわたる積み重ねと継続によって現在があるのだと思います。

 

廻光会は千葉市教育委員会が「日常生活と禅」のテーマで開いた婦人学級が終了した後、有志により発足したものと聞いています。

 

同時期に発足した「禅と茶の集い」も45周年を迎え、現在は廻向、禅茶両会に参加の会員も2名おります。

 

両会は発足当初から本格的な修行が難しい婦人、青年のため坐禅を通じて人間形成の場を一般に幅広く提供するのが目的であったと思います。

 

廻光会が毎火曜日の奇、偶の午前と午後、禅茶の会が金曜日の夜と曜日と時間を異にして活動し続けているのも発足当初の目的をしっかりと受け継いでいるものと思っています。

 

45周年を新しい出発点としてこの伝統ある素晴らしい活動の輪を拡げていけるよう皆で頑張っていきましょう。                   廻光会代表 境田 格