禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

観音霊場めぐり 「禅と茶の集い」だより(112)

ここのところ夏に近い日差しの日が続いています。
 
少し早めに会場に着くと大石さんがお茶の準備をしていました。
今日は初めての人が来ると連絡があったのであたりを見まわすとロビーに青年の姿がありました。
 
声をかけると、当人でした。
事前にメールでやり取りをしていると初めて会ったような気がしません。
 
さっそく茶室に入ってもらい6時からの読書会から参加してもらいました。
 
「禅マインド ビギナーズマインド」の続きです。
 
今日は、「心の波」というところを読みました。
この本はもともと英語で書かれているので難しい漢語は出てきません。
しかし、だからと言って内容がやさしいわけではなりません。
かなりレベルの高いところをいきなり目指すような内容も多く、ある程度の坐禅の経験がないと何を言っているのかわからないのではないかと思います。
これは私自身にも当てはまります。
 
内容には次回触れます。
 
 
6時半からはお茶の時間です。
 
今日は、昨年の暮れからお茶を本格的に習い始めたYさんが初めて亭主を務めました。
大石さんからとにかく失敗してもいいからやってみましょうというアドバイスがあり、やさしい(もしかしたら厳しい)視線の中でのお点前でした。
 
 
今日の掛け軸は、西国三十三か所の観音霊場めぐりの朱印に囲まれている観音像です。
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これは、私の父が絵を描き、番外を含めて三十六ヶ所の霊場で実際に朱印をもらった来たものです。
 
会員のNさんが最近浅草の浅草寺の観音経の読誦会に参加するようになり霊場めぐりにも興味をお持ちだったので、軸の風通しもかねて持ってきました。
 
父の影響もあり、私自身も秩父三十四か所、坂東三十三か所の霊場めぐりをしたことがあります。
何かの願い事があるわけでもなかったのですが、おもしろそうだということだけでまわってみました。
でも続けていくうちに自然と般若心教や十句観音経は唱えられるようになり、南無観世音菩薩という言葉も身についてきました。
縁があったのか、縁ができたのか、今では毎日観音経と般若心教は唱えます。
房総坐禅道場でも読経の時間を楽しみに来ている人もいるようです。
 
巡礼は大人のスタンプラリーのようなもので別に特段の信仰がなくてもいろいろな興味から楽しめます。
巡礼といえば四国の八十八か所のお遍路さんが有名ですが、各地にいろいろな霊場めぐりのコースがあります。
 
この会の会員の尾山さんは、近所の人を引き連れてマイクロバスをしたてて各霊場を回っていました。
 
坐禅よりもとっつきやすいかもしれません。(笑)
 
 
花は、「夏椿」。
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お菓子は、「京しぼり」と「花一枝」でした。

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来週27日は、7時から坐禅、7時45分ころから太田先生による坐禅のワークショップがあります。
 
坐禅に興味があるけれど、どうしたらいいだろうと思っている方には、6月3日から24日まで、4週にわたって禅体験教室がありますので、ぜひご参加ください。
 
もちろん来週からでも大丈夫です。
 
お待ちしています。
 
 義存
 
「禅と茶の集い」について詳しくは、コチラ
問い合わせ先s.s.gison@nifty.com