禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

初心者に向けて 「禅と茶の集い」だより(122)

梅雨が明けて、夏の日差しが強く感じられます。


今日は6時からの読書会から始まりました。


体験教室に参加された方がご夫婦で来てくれました。うれしい限りです。


まずは読書会から。


「禅マインド ビギナーズマインド」の続きです。


 


今日読んだところは、二元論を超えてというようなテーマで「色」とか「空」という言葉が出てきました。


うーん、これは難しい。


読んで理解できるものではないですね。


 


最後のほうに初心者向けのアドバイスが書かれていましたので、それを紹介します。


 
最初は、いろいろな問題が出るでしょう。そのため、修行を続けるためには努力が必要になるでしょう。初心者にとっては、何の努力もない修行は、本当の修行ではありません。初心者にとっては、修行は大変な努力です。特に若い人にとっては、最初に何かを達成するには、一心に努力することが必要です。腕を伸ばし、足をできるだけ伸ばします。坐る形にはきちんと従います。形は形です。しかし、やがて自分自身をすべて忘れてしまうことが大事である、とわかります。


(中略)


なにかをするとき、そのすること自体があなたの目的です。形は形であり、あなたはあなたです。真の「空」は、あなたの修行で認識されるでしょう。


 


これでも、坐禅の経験がない人にはかなり難しいかもしれません。


初めは、何かの目的や効用を求めて坐禅に興味を持つのは大いに結構ですし、それが普通だと思います。



自分のことを思い出しても、宗教ジプシーのような経験を経て坐禅に行きついたのですが、なにか凄いことが起こるんじゃないかと期待して坐禅をした時期もあります。


例えば、悟ったら凄いとか。



坐禅とは、坐禅をすることなんだ」という当たり前のことに自分なりにうすうす気づきはじめるまでには20年くらいかかったような気がします。(お恥ずかしい)



その間続けてこられたのは、先師と道友のおかげです。



即効を求めてもある程度は満たされると思いますが、じっくり付き合うとその味が深まります。



お茶の時間にも、長くやっている人はそれぞれの経験を話しました。


最近会に参加した方にどれだけ伝わったかは分かりませんが、長く続けているということ自体が、坐禅を楽しんでいるということの証になっているのだと思います。


 
お茶の後はきっちり一柱香(45分)の楽しい坐禅をしました。



来週は、8月5日。

6時から始まります。



坐禅の時間は7時半ころからです。


途中からの参加もできます。



お待ちしています。


 
義存



 「禅と茶の集い」について詳しくは、コチラ


 問い合わせ先s.s.gison@nifty.com