禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

私と禅・人生を支えるもの 「禅と茶の集い」だより(71)

今日2015年6月12日は禅体験教室の第2回目です。
 
今日は、進藤ちゑ子さんを講師に向かえ、私と禅・人生を支えるものと題してお話をうかがいました。 
進藤さんは現在フリースクールで、不登校の子供たちとかかわりあいながら、数学を中心に教えている方です。
 
進藤さんのお話から
 
 禅の修行を始めたのは40年位前ですが、子育てや仕事が忙しく中断した時期もあります。それでも細々とでも坐禅を続けてきました。 
 本当に一生懸命やり始めたのはここ10年くらいです。
 
禅の素晴らしさは口では言えませんが、今私がこうしていられるのは禅のおかげだと思っています。
 
「禅の話」(今は絶版)という本があります。
禅は、「行」によってその真理を体得するものですが、そうとはいえ、この本を何回も読んでいますがそのたびに新しい発見があります。
 
禅は、本当の自分に帰る。本当の無一物のところに帰る以外のものはないといいますが、坐禅をしてみてこれがどれほど難しいか実感できると思います。
 
ご縁があった方には、ぜひ続けていただきたいと思います。
 

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本文を引用しながら、ご自分の体験を踏まえて話をしていただきました。
初心者の人には、本で読むよりもご自分の生の体験を紹介してもらうことがとても参考になったと思います。
 
話の後は坐禅をしました。(当たり前ですよね、笑)
 
人生2回目の坐禅の方がほとんどで、今日から参加した人もいるので、20分の坐禅を2回しました。
口で、背筋を伸ばしてあごを引いてと言われて、自分ではそうしているつもりでも、なかなか正しい姿勢を保つことは難しいものです。
自己流でやるのは、ほとんど不可能です。
 
私自身がそうであったからいうのですが、自己流は危険でさえあると思います。
だから、この会に来いということではありませんが、どこで坐禅をやるにしても正しい指導を受けることをおすすめします。
 
体験教室は、あと2週続きます。
来週19日は、禅と茶というテーマで、実際にお茶を飲みおいしいお菓子を頂くことができますのでどうぞおいでください。
26日は、脳科学と禅というテーマで、禅歴50年の現役の精神科医の話を聞くことができます。
 
それでは来週お会いしましょう。
 
義存 合掌