禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

今年の夢と旧友再会「禅と茶の集い」便り(225)

記録者・栗田
1.はじめに

 「新年明けましておめでとうございます!」
 禅と茶の集いは、今年、早々に先週「新年懇親会」を開催したところであります。
 どうも、新年早々かなり、は目を外し、大いに宴は、盛り上がったようです。
 私は、残念ながら、第2週の金曜日は、夜学があり、学生と最後の授業に、格闘しておりました。
 一年は、とても速いと感じるのは、年のせいでしょうか。今年は、亥年で干支では最後の年です。
 また、平成も最後の年で、新たな元号となります。東京オリンピックパラリンピックの前年の年でもあります。
 と言うわけで、今年もなんとなく気ぜわしい年が始まったような気が致します。

2.読書の時間

 前回に引き続いて「ブッダは、なぜ子を捨てたか」の輪読を行いました。
今日も、「家出」というところが主要な内容となっております。
読後感として、話題となったのは、著者の山折哲夫氏の宗教学者としての隔絶したブッダその人についての捉え方についてであった。いわゆる宗教者ではなく宗教学者としての捉え方に多少の違和感がないでもない。
そんな読書の時間ではあったが、いやはや、その時間帯に、一人の男性が入ってきた。
その男性は、私を見るなり、ぺこりと、頭を下げた。私は、「えっつ!」誰?知っている顔だが、誰?
ぐっと考えてみた。その時、ふっと、I氏という名が浮かんだ。「わかった!」
なんと30年ぶりである。あの学生のころの彼の顔が浮かんだのである。
そして、それから彼を紹介するように、立て続けに、その30年前の、様子を堰を切ったように、私は、懐かしさのあまり語っていたのである。
話の途中、「栗田さん、お茶の時間!」と言う事で、私は、お点前いの準備に入った。

3.初釜
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 今日は、禅と茶の集いにとっては、「初釜」となる。鳩居堂のお香をたき、茶がけは、「夢」を掛け、皆さんの亥年の夢を語ってもらうことにした。そして、お菓子は「花びら餅」である。これは、裏千家の初釜の時には、私はいつもいただいていたが、白みその餡に、甘く煮た牛蒡(ゴボウ)をお餅でくるんだものです。なぜ牛蒡かと言うと、良くは分からないのですが、お祝いのお雑煮に見たてたものであると言われております。

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茶花は、香り豊かな「スイセン」と「赤い椿」で色を添えてあります。
さて、今日は、参加者の皆さんから一言づつ、今年の「夢」について話してもらいました。
皆さん、それぞれ健康に留意し、良く坐って行くんだとの意気込みを語っておられました。
私は、今年は、「フルマラソン百回完走年」を位置つけております。この1月の館山若潮ラソン95回目となります。まずは、私にとっては、「酒は鬼門」でこれをクリアーしつつ、健康に留意し手頑張っていければと思っております。

4.おわりに
 本日は、30年ぶりの彼を含めて総勢10名でした。
 来週は、第4週です、恒例である太田先生のワークショップがあります。
 楽しみにご参集ください。お待ち申しております。                   以上