禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

【致知】鈴木大拙先生に学ぶ人間学

人間学を学ぶ月刊誌「致知」の8月号の特集は鈴木大拙先生です。

早速届いた,特集号を開いてビックリ! なんと円覚寺坐禅会で何度もお世話になった蓮沼和尚さんが,立教大学の大熊先生と「鈴木大拙が残した言葉」として対談が組まれておりました。

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最初に蓮沼和尚さんの声をお聞きしたのは今を去ること3年前,2017年の5月5日。

合宿坐禅会で直日を務めらており,そのバリトンの効いた読経の声に驚いていたのを今でも覚えております。

(個人的感想ですが,これまで聞いてきた読経の中で一番心に響いた声で現在もまだ耳の奥に蓮沼和尚さんの読経が残っております)

 

また余談ですが,合宿初日の晩に蓮沼和尚さんでより柏布団の降ろし方,入り方のお手本もお示しいただきました。

その実演の際は,余りの早業に会場がどよめき,一瞬遅れて参加者のくぐもった笑い声がおこり蓮沼和尚さんは困ったような表情で必死に説明されていたのも思い返されます。

 

また2回目の合宿坐禅会では,初めて企画されたという源氏山ハイキングの際にのグループとなり気さくにお話しさせていただきました。

また信徒会館での傾聴会でも奇しくも同じグループで膝を突き合わせて親しく話をお聞きいただいた記憶があります。

 

そんな雲水さんがまさか現代の鈴木大拙研究者であろうとはほんとビックリです。 今年の4月に上梓された「鈴木大拙 その思想構造」は筑波大学の博士論文が本だそうです。

 

鈴木大拙: その思想構造

鈴木大拙: その思想構造

  • 作者:蓮沼 直應
  • 発売日: 2020/04/25
  • メディア: 単行本
 

 

残念ながらまだ上記の本は読んておりませんが,雑誌致知の対談の様子だけでも蓮沼和尚さんの大拙愛が感じられ,大熊先生と「大拙名セリフ」の掛け合いと言いますか,お互いに次から次へと引用,披露されあうのは圧巻でした

(YM)

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