禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

修行の階梯を考える(39)「禅と茶の集い」便り(325)

第4週は人気の,太田ワークショップの日です。

私が18時過ぎにつくと丁度,坐禅が終わって講義が始めりました。 が・・・なんと面前のホワイトボードを見てビックリ!

 

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ご覧のように先生は早めに到着して板書されていたのです。

先生が苦労してびっしり書いた文字ですが,会員たちはスマホでパシャっと写します。 大変申し訳ないことではありますが,皆が書き写していると15分はかかりそうなボリュームです。

 

という事で板書されたアントニオダマシオの「中核自己」と「自伝的自己」の基本的な説明から講義は始まりました, きっと最近通い始めた方も多いので先生の気遣いでのさらっと復習の意味あいだったのでしょうが,遠慮ない古参の会員からの質問や意見もあり結局今回は第三部のテキストには入ることはできなかったです。

 

最後に新しく入会されたSkさんに太田先生が感想や質問をお聞きになると「とても面白かったです。」と言われ,会場にいた誰もが「おぉー」と期せずして声を上げてしまいました。

 

もちろん私もその一人で5年以上にわたり拝聴し続けてきた講義であり,分かろうとするあまり細かい整合性や,定義などに気がとられがちですが間違いなく本日の講義を一番しっかりと聞かれてためになったのは初学者のSkさんだったと思います。

 

「ビギナーズマインド」に目を覚まされた思いの一日でした。(Ym)