禅と茶の集い

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インド巡礼12 手塚治虫「ブッダ」

さてインド巡礼も後半です。

 

今日は久しぶりによく寝て少し遅めの出発です。

 

仏心寺を出ると、クマールさんとばったり遭遇。

朝の散歩の途中だそうで私が日本寺に行くと言ったらついて来ました。

 

商売目当てなのか、日本語忘れないように会話したいのか良くわかりませんが、多分その両方なんでしょうね。

 

いつものように日本寺に行くとサルワンの姿が見えず、ちょっとガッカリ。

 

それからマハボディに行き、ご本尊様にご挨拶した後,ちょっと高台で腰を下ろせる場所見つけて漫画を読みました。

 

手塚治虫ブッダです。

りよーしょーお寺chでも良く話題になっていたのですが、今まで一度も読んだことありませんでした。

 

今回の巡礼で改めてお釈迦様に興味が出てきてゲストハウスにある文庫版をお借りして読み始めました。

 

第一巻はまだゴータマシッダルダの生まれる前の話なんですが奴隷階層のタッタと言う動物と気持ちが通じ合える少年から物語が始まります。

 

マハボディ内にいるのも忘れ、一巻最後まで読んでしまいました。

 

マハボディからの帰り道にラケ君が店番しているお土産屋台があるので訪ねてみます。

 

ラケ君と話をしていると隣の屋台のおっちゃん(ラケ君、アソーさんの兄)が、チャパティとカレーの朝食を道端でし始めたのです。

 

この下をクリックするとその動画がご覧になれます!

https://youtu.be/ev-qvf3chUQ

 

驚いたことにチャパティ1枚を細かくちぎり、道端の公園の壁上に置きました。

 

さすがに地面同様のところに置くはずないとラケ君に尋ねるとお兄さんは毎朝,こうしてリス🐿にお布施?をしているとのこと。

 

偉く感動し「この行為は日本の禅寺で行う生飯と相通じる。」と興奮気味にラケ君に伝えました。

 

お兄さんにも直接、Google翻訳で何故こんなことをしているのか尋ねてみると「だってリスも腹が減るだろう」とのお返事。

 

いやぁー、参った!あんたは偉い!って言いそうになります。

 

手塚マンガのタッタがおっちゃんになったような気さえしました。

インドって本当に動物と人間が近い距離にいるんですね。