終戦から78年。
もちろん「お盆」は100年以上前から日付は決まっていたのでしょうがこの二つが重なることって偶然なんでしょうか?
今話題となっているジブリの「君たちはどう生きるか」も空襲のシーンから始まりました。
宮崎駿さんは今年で81才とお聞きしているのでまだ終戦時は物心つかない頃だったかと思いますが,それでも戦後を体験し戦争は我々以上に身近だったのでしょう。
私が幼少期に「戦争を知らない子供たち」というフォークソングが流行ったそうで,学生時代に懐メロっぽく紹介されていました。
復興そして高度経済成長のあと,バブルがやって来て「JAPAN as No.1」と言われた時代もやってきました。
教育の世界でも「受験戦争」から揺り返しの「ゆとり教育」があり,その後は「悟り世代」なんてことも言われましたね。
1980年代のPCが世界を変え,当時アランケイが予測した誰もが使えるパーソナルなデジタルアシスタントとしてパームトップコンピュータが出現するとの予測!
誰もが信じられなかったですが見事にスマートホンとして今現在,我々の手の掌の上に載っていたりします。
大昔のことじゃありません。
ついこの前のことさえも人は忘れ,現在だけが当たり前となっていくこと。
やはり怖い近視眼的な見方でしょう。
親類や祖先などと言うのも個人主義の敵のように思われ,どんどん人は自分のことだけ,自分の世代だけで生きるようになってきております。 お爺さんお婆さんの世代や,孫ひ孫の世代まで思いをはせられる人がどれだけいるでしょうか?
自分を思い返しても恥ずかしくなります。
お盆にあたり遠い祖先から綿々と続く「命」を思い,また子孫に残していける平和で穏やかな国や生活など究極のSDGSを思ったりもしてます。(山下)