禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

「禅と茶の集い」だより(4) 坐禅(座禅)の後の風はいつも心地が良いものです

今日2013年11月15日(金)は、第3週なので6時からコミュニティセンターの5階和室で例会が開催されました。
20分前に会場に着くと、茶室ではもう茶釜が松風の音を奏でていました。
 
今日の読書会も、齋藤孝著の「こんなに面白かったニッポンの伝統芸能」の続きです。
今はまだ2章の「歌舞伎」ですから、5章の「禅」まではまだまだかかりそうです。
 
今日印象に残り面白いと思ったところは、
 
歌舞伎には日本人が忘れかけた身体性や品格、行儀のよさが残されている。
この伝統芸能に接することで、改めて日本文化のすばらしさや奥深さを知ることになる。
 
世界中の人が驚嘆するであろう派手さを、世界の中では地味に思われがちな日本人が作り出したという事実を私たちはもっと誇ってもいいはずだ。
 
70年代にアメリカのロックバンド、KISSが派手なフェイスペイントをして一世を風靡したが、日本ではとっくの昔からやっていた。
 
などです。
 
お茶の時間では、今日は尾山さんが欠席のため、掛け軸と花はありませんでした。
お茶は一保堂の「月影」、お菓子は、市川島村の「つぎ橋」でした。とてもおいしくいただきました。
お茶とお菓子に加え、大石さんのお手前ですから。
 
途中から誰か来るかと思いましたが、今日の参加者は5名だけでした。
 
それでも7時半からは、きっちり1炷香坐り(*)ました。
会を終えて、コミュニティセンターの外に出たとき、ちょっと冷たい風が吹いていましたが、坐禅の後の風はいつも心地が良いものです。
 
義存