禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

「禅と茶の集い」だより(5)  助警の悩み

今日2013年11月22日(金)は、第4週なので午後7時からコミュニティセンターの6階和室で例会が開催されました。参加者は9名でした。
 
今日は、2炷香(45分の静座を2回)続けて坐る日です。
もう外では皆がコートを着ているシーズンになりました。コミュニティセンターの中は、暖房が効いているのでかなり暑い感じがします。

もちろんコミュニティセンターも悪くはないのですが、どうしても房総坐禅道場のひんやりして空気の澄み切った中での坐禅と比べてしまいます。特に、冬の寒い中、本堂で大自然と一体化して坐るのは格別です。

今日の2炷香は、来週が摂心なので入門者には、いい足慣らしになります。
ここでの坐禅はもちろん一般の方向けなので、足が痛い人は途中で立ってもいいし、少し足をくずしてもいいことになっています。

今日は、6月の禅体験教室にいらっしゃって、その後少し足が遠のいていた山内さんが顔を出してくれました。私たちにとってはとてもうれしいことです。
さて、静座の時間です。私は助警(坐っている人の姿勢を正す係)をおおせつかっています。

特に初心者の姿勢を直すときなのですが、例えば背筋が伸びていないとき姿勢を治した後、お互いに合掌すると、その瞬間にまた背筋が伸びていない状態に戻ってしますのです。ぐるっと堂内を回ってきてもう一度直しても、また同じことになることが多いのです。これでは仕方がないと思い、最近は姿勢を直した後、小声で「合掌しなくてもいいですからそのままの姿勢を保ってください」というようにしています。作法の通りではありませんが、初心者にはこの方がずっと効果があります。
 
今日は、嬉しいニュースと悲しいニュースがありました。
砂村さんに初孫が誕生しました。お嬢さんが実家に帰ってきているということで、赤ちゃんの世話をするのが大変だ大変だといっていましたが、顔には満面の笑みがこぼれていました。

もうひとつは訃報です。会員の河田さんがお亡くなりになりました。3~4年前に手術をしてなかなか会に来られなくなっていたのですが、ずっと連絡は取っていました。奥様からのお手紙でそのことを知りました。心からご冥福をお祈りいたします。
生まれて来る子もあれば、残念ながらお亡くなりになる人もいる。これが世の常です。              
諸行無常を感じます。
 
義存