禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

『禅と茶の集い』 坐禅(座禅)とワークショップ

先日(28日)の『禅と茶の集い』では
静坐の後、太田先生のワークショップ(話と実習)がありました。 惟然

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6階の和室は、入り口がワンルームマンションのドアと同じだったので、
狭そうな印象でしたが、入ってみると広く、すでに10人ぐらい坐って(座禅して)いました。

入り口に座布団が置いてなかったので、そのまま入っていくと、聖侍(*1)の女性の方が、押し入れから座布団を出してくださいました。

予定以上の人数なのかと思いました。

私も、直前に参加できることになり、連絡していませんでしたので、申し訳ありません。

その後も入ってきた方が何人かいましたので、自分だけが原因というわけではないことがわかりほっとしました。(これは雑念!!)

非常に体が大きい方が入ってきてうまく坐れない様子だったので、助警の義存さんに、私が見ましょうかと仕草で合図をすると、縦にうなずきました。

この方は、足は長く両膝とも座布団からはみ出し、足は太く半跏趺坐(片足を上げるの)も難しい感じでした。

先ず、尻の下の座布団を高くして、両膝にも体重が乗り、腰が入るようにして、肩を引くようにすることで、肩の上に耳がのるようにあごを引くように
(背骨のS字ができる様に)しました。

手が浮いているので、足に乗せ(安んじ)、手の形(法界印定)を作りました。

最後に、頭が下に傾くので、顔を真正面に向けたまま、視線だけ畳1mの所に落とすようにしました。

後で聞くと、2回目とのことなので、なおさら丁寧に見られてよかったと思いました。(まだまだ指導力が足りないと思っています。)

私は坐相を正す指導を厳しいとは思っていません。
私は坐相を正されることはありがたいことで、これこそ親切だと思っています。

それは、坐相を乱して泥沼の様になった経験があるからです。
坐相のゆがみは、本人自身では絶対に気が付きません。
できれば自分の坐相を丁寧にチェックして欲しいと思ってるぐらいですから。

後半は、太田(深達)先生のワークショップでした。

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(腰の入り方とお腹のツボの関係の説明)

ただ、話を聞いて終わりではなく、実際に体を動かしたりして体験(体感)してみるのが特徴のようです。

この日は、坐禅(座禅)の姿勢や呼吸についてでした。

ツボや内言語との関係で説明し、実習しました。

いずれの内容も自分が感じていること同じでしたが、こういう説明の仕方もある(そういう関係もある)ということがわかりました。

実際のツボの位置を押さえて、痛いのを確認したりもしました。

先生は見て回り、分からない人には、先生が直接押して確認していました。

女性もいましたが、医師の資格をもっているからできることだと思いました。

終わってから、食事をしながら太田先生に聞くと、このワークショップは続けられる限り、毎月続けたいと話していました。
皆さんも是非どうぞ。


ところで、私は、最近、坐相と首の骨や腰の骨のゆがみとの関係を気にし始めています。

実際に矯正してみて、坐相が正せるか、その結果、坐禅の効果があがるか、
確かめられるなら、やってみたいとも思っていますが、医師等の資格がないので、他人で確かめることができません。

そういう資格をお持ちの方に、是非研究してほしいと願っています。

合掌
惟然 拝