ようやく県をまたいでの移動自粛が解除となる中，降って湧いたように早目の夏休みをいただいたYｍは何をしようかと迷みました。
天気予報では雨模様のようなので庭仕事三昧という訳にも行かなそうだし，ＧＷのような坐禅とブログ三昧も外出できる今となっては勿体ない，いっそ奈良の古寺巡礼でもしようか，，などなど自問自答した時，閃きました。
そうだ！今まで行こうと思っていながらいけなかった野沢龍雲寺に行こう！
このブログや龍雲寺オンライン坐禅会のアンケートなどを通じて何度かメールのやり取りをさせて頂いたご縁もあり，また元々細川和尚さんの大ファンでもある私としては是非お会いしたい！ということで駄目もとでお願いしてみました。
有難くも細川和尚さまよりご快諾いただき，禅と茶の集い会員のＩｔさんと一緒にいざ龍雲寺に向けて出発です。
しかし当日の半蔵門線が踏切故障でのろのろ運転。 約束の時刻に遅れそうと気が気ではなかったんですが，一駅手前の三軒茶屋で降りてタクシー飛ばしてなんとか数分の遅刻で到着できました。
「迷いが消える禅のひとこと」から抜け出たような作務衣姿の細川和尚さま
が笑顔で出迎えて下さいました。
それから小一時間，オンライン坐禅会やブログのお話や公案修行にまで話が広がり，真摯にご回答いただく和尚さまと，かわいいお嬢さんも登場されたり，本当に至福の時でありました。
思い起こせば「一般人の公案修行」についての質問は３年前の円覚寺でＩｔさんが横田管長さまに質問したのと同じですね。あの時も厚かましく記念撮影していただきました。
最後に龍雲寺ご本尊，盤珪禅師作の聖観音菩薩さまの眼福にもあずかり，白隠禅師の掛軸もご 紹介いただきＩｔさんともども恐縮するばかりでした。
細川和尚さまにお礼を申し述べてお別れし後，ゆっくりと境内を散策したり，近くの世田谷観音にも参詣したりしながら駅までの道すがら徒歩で散策したのですが，Ｉｔさんの博覧ぶりにも驚かされながら，二人で「飛鳥寺の百済仏」のようですねなどと言いたい放題。まるでみうらじゅんさんといとうせいこうさんの見仏記のような具合で我ながらおかしくなってしまいました。
元代官屋敷や外国の領事館のような場所もあり，楽しい散歩でした。
いつもなら祝杯をあげながらの帰路なんですが，平日でもありますしコロナ対応なので電車の中での飲食は自粛としました。
お忙しい中，丁寧にご対応いただいた細川晋輔和尚さま 今日は本当にありがとうございました。（三拝）Ｙｍ
