禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

とても穏やかな観音さま 

野沢龍雲寺さまに参詣させていただいたのは昨日,報告させていただきましたがお土産に頂いた臨済宗妙心寺派の暦を今朝開封し,早速自室に飾らせていただきました。

 

細川和尚さまはすでに半年過ぎちゃってますけどと謙遜なさっておりましたが,この暦は書画の紙が別刷りになっており綺麗に剥がして保存できるようになっているんですね。

1月からカレンダーをめくっていくと歴代の管長さま方の墨蹟が並んであります。 そして6月はと言うと古川大航老師さまの「観音図」でした。

わざと下段の暦の部分を移さないように撮影してみたんですが,これだとまるで掛軸ですよね。素晴らしい!

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古川老師さまの書はたびたび目にすることがありましたが,こんなにもお優しい画も書かれる老師さまだったんですね。 

 

以前は坐禅会で観音経が挙げられていたりすると禅宗観音菩薩??どちらかというと文殊菩薩じゃないかなどと小賢しい考えが頭をよぎったりしたんですが,円覚寺で延命十句観音経などのお話を伺うにつれ観音さまを身近に感じるようになり,また観音経も実際に読経してみると独特のリズムが心地いいんです。

白山道場の帰りに,浅草寺に立ち寄ると丁度土曜の午後の読誦会に間に合うのでしばらく参加していたくらいです。(現在はコロナで休止中です。)

今回の掛軸にも観音経の最後近い部分の「慈眼視衆生 福聚海無量」が賛として左上に書かれております。

温かく見守って下さる観音さま,ありがとうございます。(合掌)Ym