禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

禅は心を琢磨する修行「禅と茶の集い」便り(315)

体験会参加者のため,“坐禅のすすめ”を輪読するも,新規参加者の来会なし。

 

それでもそのテキストをしばらく継続することにした。 “はじめに”の「天行健なり。君子自彊して息まず」が以下をめざしている。

 

禅は心を琢磨する修行であり,我見を洗い落とすことによって,健やかで智慧と慈悲と勇気とを円かに具足している本面目にかえる。

 

次いで話し合いで「古徳曰く大聖もし磨甎の法なくんば,仏家に正法伝わらざるなり。これ仏祖嫡伝の直指なりと」

 

この磨甎の瓦を磨くことは,瓦を百日,一年磨いても,光は出ない。

しかし本当の工夫というのは磨甎なのである。

これは意味が深いので各自工夫すべし。

 

輪読の後,体験会の反省,話し合い。

その後は半柱香。 雨が激しいせいか6名の参加者。(登坂)