禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

社会人の禅修行階梯を考える(44)「禅と茶の集い」便り(345)

今月は年度末という事もあり,最終週は総会予定となり太田ワークショップは第3週に繰り上げとなりました。

 

先月はオミクロンなどの影響でか少人数だったので,テキストに沿った「社会人の禅修行階梯を考える」についてのご講義は休止して,調息山についてのワークショップとなりました。

 

本日も私は仕事の関係で1時間近く遅れての参加となりましたが,第3部のp67~69の太田ワークショップの修行階梯の図の説明を再度,お聞かせいただきました。

 

f:id:nflight2014:20211120114136j:plain

 

毎回同じ説明でも,聴く者の意識状態や理解度によって違うように聞こえてくるのが不思議です。

 

「真空妙有」「平常無事」「現成公案」「打畳不下」といった禅語が並びますが,私は勅使が来ても焼き芋して正念相続していた頼山和尚の逸話について不躾ながら質問をしました。

世間の権力に諂わないのは逸話としてわかるものの,焼き芋していることがなぜ正念相続でそんなに偉いのか?よくわからないこと率直に質問させていただきました。

 

ちょっと前の私だったらなんとなくわかったような顔をしたり,今更聞くのは恥ずかしいと聞くこと躊躇っていたでしょうが今日はすぅーっと素朴な質問を口にできました。

 

質問に太田先生は破顔一笑されて,丁寧にご説明いただきました。

すべて納得できたわけではないのですが,素直に質問できた自分にちょっと驚き、嬉しく思ったりもしました。

 

さて今年度も次回が最後の例会,来週は会員限定の総会となります。

このコロナ禍の中,足の遠のく会員が多いのですが本日の例会終了後に正式に会員になりたいとの有難いお申し出をいただけました。

 

次年度には創立46年目を迎える「禅と茶の集い」

短いわら,長いわら 皆を撚って長い綱となり,今日まで繋がってきた市民サークル。

ぜひ細くても長い活動となればと思います.(Ym)