禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

社会人の禅修行階梯を考える(50)「禅と茶の集い」便り(377)

令和5年最初の太田ワークショップの日となりました。

第四週の禅茶は一味違った坐禅,講習会となります。

 

私が到着するとすでに皆さん集まって調息山のガイドマップに沿った坐禅ワークショップの真っただ中でありました。

本日は調息山の前半の一番の難所でもあり,重要ポイント「水溝」に繋意した五合目まで実習しました。

 

それから「社会人の禅修行階梯のまとめのまとめ」を中心に講義が進みました。 中でも「真空妙有」について丁寧な解説がありました。

いつものよう会員から活発な質疑応答がなされました。

 

 

私自身も何十回もお聞きした項目なんですが,話の順番やちょっとした比喩,また私のコンディションによっても理解度が違い,今回の講義をお聞きして「そうか!太田先生の伝えたいことは臨済禅師のお説きになったことなのか・・・」と一人合点した次第です。

 

20時過ぎまで白熱した質問や応答が続いた後は,いつものように会場移動しての懇親会、ワインを片手にアフタートークです。

 

参加者は半分ほどに減りますが,ここで話される内容も本講義に負けても劣らない聴きごたえ満載の内容なのでぜひ一度参加してみてほしいものです。

 

そして明けて翌日,私に本には一通のメッセージが届いておりました。

 

昨日の貴方の「おのおのがた」の時の表情は、とても良かったです。

この表情は、「悲しみ」の表情でもあり、「識羞」の表情でもあるからです。

(後略)

 

いつもながら面倒見の良い師匠です。

 

本日の参加者は9名。       Ym