禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

インド巡礼17 マハボディは毎日、花いっぱい

ようやくインドの寒暖差にも対処方がわかって来ました。

シャワーは昼に浴びるようにすれば、屋上に出るだけであっという間に乾きます。

外出する時は半袖でも,必ずライトダウンジャケットを持って出かけて肌寒いと感じたら早めに着込む事などです。

 

朝出かける時は大抵、ライトダウンジャケットでしたが今朝は暖かで長袖で日本寺のお勤めからスタートします。

そしていつものように続いてマハボディテンプルに向かいます。

 

ここ数日は大塔内周からほんのちょっと脇にそれた所が定位置となり段ボール紙の上に座布を載せ着席すると,まずは読経そして礼拝を済ませてから坐禅をしてます。

 

下の図を見ていただくとわかりますが,この場所はタイルやコンクリで覆われていない地べたが横に細長くあるのですが、今朝坐禅をしていると突然,ドサっという大きな音で驚かされました。

 

目を見開くと特大ポリバケツを肩に担いで来たスタッフが私の目の前に生花をひっくり返していくんです。

 

(これは別の日の画像なので普通に地べたが見えています・・・(;^_^A)

 

あっという間に目の前の地べたはこんもりした花の山です。

次から次へと目の前の溝だけで5つの特大ポリバケツ分の生花が敷き詰められ,驚くやら感激するやらなんとも言えない幸せな時を過ごさせていただきました。

 

ですがそれから間もなく周りの僧侶や信徒さんが群がってその花の山をかきわけ始めるではないですか。これにもビックリです。

 

彼らはこの花の中にまぎれた菩提樹の葉を探しており,そのうち何人かの人が探し当てたようで喜んではっぱを持ち帰り,その他の人たちは暫く探して諦めて帰っていき元の静寂が戻りました。

 

静かになった中、むせ返るほどの花の香りに包まれながらのまた至福の坐禅でした。

 

しかし私の前の溝だけでなく、六つ目以降のポリバケツは奥の方にはこんでいたようですので,朝5時開場から3時間足らずでこれだけの花をマハボディテンプルに集うみなさんがお供えしてるなんて凄すぎです。

 

席を立つ時、私もやってみたくなり何回か花の山を崩したり、持ち上げたりして楽しんでいるとひょいと菩提樹葉っぱが一枚出てきてくれました。

 

本に挟んで帰宅する際は鼻歌混じりで、スキップしたいくらいでした。

 

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菩提樹の葉っぱって、葵の御紋に似てますね。

逆さにするとハート♥️

そう言えば般若心経は英語でハートスートラと呼ばれているそうです。

 

そしてついにインド師匠である清水良将和尚さんがブッダガヤ最後の日となりました。

 

しかし,さすがわが師匠!

 

夜までライブ中継してブッダガヤを皆さんにご紹介しておりました。 ぜひご視聴ください。

 


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