今日(2月19日)の禅と茶の集いは、6時から始まりました。
最初は読書会です。
先週から、禅マインド ビギナーズ・マインドを読み始めました。
今日は、「はじめに」を読みました。
鈴木俊隆老師に対して、弟子の人たちがいかに大きな尊敬と信頼を置いているかということが感じられます。
正しい先達なしに禅の修行を始め継続していくことは極めて困難です。
迷路に迷い込んでいるときにそれに気づかせてくれる人がいないと、とんでものをつかんでそれに執着していたり、まだまだ「ものそのもの」の片鱗にしか触れていないのに、わかったような気持ちになったりします。
これは一時期私自身に起こったことなので本当に危なかったと思います。
さて、「はじめに」ではビギナーズ・マインド(初心)の大切さが語られています。
禅マインド(禅心)の修業とは、ビギナーズ・マインド(初心)の修行です。
いったい私とは誰か、という最初の探求の無垢な心が、禅の修行全体にわたって必要とされるのです。
(後略)
道元禅師も初心の大切さをよく説かれています。
華厳経にも、「初発心時 便成正覚」という言葉があります。
初めに道を求めるという心を発する時、正覚を生じているということになるかと思いますが、この初心という言葉の持つ意味は大変深いものだと思います。
自分がどこまで理解しているかは別として、簡単に「なーるほど」というレベルでは届かないような気がします。
次回から、一章ずつ読み進めますが、ちょうど新書版で数ページがなのでゆっくり読み進めていきたいと思います。
次はお茶の時間です。
今日も各自がお茶を点てて自分のお茶を味わいました。
房総道場でお茶の稽古を始めた方もいて、いつも以上に楽しい時間を味わいました。
お菓子は、「おひなまつり」です。
お菓子そのものも、食べるのがもったいないくらいかわいいものでした。
もちろんおいしくいただきましたが。(笑)
お茶の後は、体をほぐしてから坐禅をしました。
途中からの参加も大丈夫です。
お待ちしています。 義存