禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

新到に励まされる坐禅 「禅と茶の集い」だより(75)

先週からずっと雨の日が続いていましたが、今日は久しぶりに日の光を浴びました。
太陽を恋しく思っていましたが、夏の日差しは強く暑いと感じました。
どうも私は天気に対しても勝手な思いが強いようです。
 
今日(2015年7月10日)は、第2週なので二炷香(45分×2回)の坐禅をしました。
5月から新たに参加していただいているTさんと、先月の体験教室から参加していただいているYさんが顔を見せてくれました。
 
二人にとって、途中5分ほど休憩をはさむのですが、45分の坐禅を2回するのは初めてです。
たぶん足が痛くなると思いましたので、無理だと思ったら途中で足をくずしてもいいと言いましたが、周りがピクリともしないで坐っているとき、自分だけしばらく足をくずすというのは結構勇気がいると思います。
 
さて、お二人は2回とも足をくずさずに坐りとおしました。
自分が初心者だったときのことを思い出すと、すごいなあと思います。
Tさんは、2回とも結跏趺坐(両足をももの上に上げる坐り方)で通しました。普通の人は、結跏趺坐さえできません。
Yさんもずっと背筋を伸ばしていて、坐禅をしている姿に勢いを感じました。
 
何十年かやっていると、ともすると気が緩みがちになることがありますが(私だけかなあ)、新到者が真剣に坐禅に取り組んでいる姿に励まされ勇気をもらった気がします。
この気持ちを忘れてはいけません。
これからもお互いに励ましあって坐禅を続けて行きましょう。
 
来週は、6時から読書会、6時半からお茶、7時半から坐禅です。
途中からの参加も大丈夫です。お待ちしています。
 
義存 合掌