禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

著莪の花

先ほど太田先生からお電話いただき,その元気一杯の声を聞いて嬉しくなりました。

これまでは2週と開けずにお会いして,他愛もない世間話したり熱く討論させていただいていたのは3月中旬頃までだったでしょうか? 世界ってこんなに急に変わるんですね。

 

2週と言えば・・・

 

ちょうど2週前の日曜日に,庭に咲いている著莪(しゃが)の花をマイ仏棚に飾ったんです。一輪の花自体は数日で萎んでしまうのですが,不思議なことにまた数日すると同じ枝からつぼみがでて花が咲きとそれを何回か繰り返して最後には茎だけになります。

で,4つの枝のうち3つが終わり,最後の一枝のたぶん最後の花が今朝咲きました。

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ほんとこんな細い茎の中のどこにこんな可憐な花がいくつもいくつも内蔵されているんでしょう?不思議ですね。

 

不思議と言えば・・・・

 

私がシャガの花を初めて認識したのは確か20年くらい前のGWに鎌倉ハイキングをした時でした。

スタートは鎌倉大仏で,源氏山を超え銭洗弁天など観光しながら家族4人で歩き,ゴールは北鎌倉でした。

 

源氏山の各所にこのシャガの花が咲いており,近くで見るとなんとも言えない彩りで野草とは思えないような高貴な感じがしました。

 

自宅に帰って調べると著莪(しゃが)という名前で,シャカと音が近いせいでしょうか仏教に縁のある花なんだなって勝手に思い込んだ覚えがあります。

 

当時の私はまだ坐禅にまったく興味がなく,拝観料のかかる円覚寺はパスして,北鎌倉駅で鳩サブレを買って帰宅したのですが,それから15年後にまさか円覚寺通いが始まるとは思ってもみませんでした。

 

そして今,コロナのお陰?でマイ仏棚をご紹介することとなり,自宅の庭にたまたま咲いていた花を活けたのが著莪であることに気がつきなんか不思議だけど納得できるようなシンクロニシティ共時性)感じてます。(Ym)

 

の 斑の仏めく 著莪の花 虚子