禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

禅体験セミナー (1) 初めての坐禅体験

暖かい日が続いていると書いたのは先週ですが、今週は暑い日か続いています。
 
今日5月30日から6月20日まで4週にわたり『禅体験セミナー』(禅と茶のつどい主催)が開催されます。
 
初日の今日は、全く初めて坐禅坐禅)を体験される方が14名、コミュニティーセンターにお越しになりました。
 
 
初回の話題は、「禅とは何か」です。 
皆さんにとって、宗教とはどういうものですか?
 
という問いかけから始まりました。
いろいろな宗教観を持っている人がいるでしょう。
そして、仏教は釈尊(お釈迦様)から始まり、釈尊坐禅をして悟りを開いたということを話しました。
いきなり釈尊といっても、仏像になっている姿しか連想できない人もいるかもしれませんが、釈尊は私達と同じ人間で、人生について悩み苦しみその上で道(真理)を求めた人です。
この後、少し釈尊の生涯をたどってみました。
 
さて、本題の坐禅の話です。
坐禅は哲学や信仰ではありません。
自分の外側に何らかの対象となるものを置き、お祈りするとかお願い事をするということはしません。
禅の道は、自分の真実の本心に還る道です。
と言っても、これは言葉の上での話ですから、あとは自分が実際に坐禅をしてみて、体験するしかありません。
 
いよいよ始めての坐禅の実習です。
初めての方にも分かりやすいように、モデルを使って坐禅の姿勢について説明しました。
 
姿勢を整えたら、次は数息観(自分の呼吸を数えながら三昧に入っていく修行)の実習です。
 
自分の息を数えることを通して、一つに集中するのはなかなか難しいことが分かります。

最初から正しい姿勢をとることは難しいので、そこは私達スタッフが親切に指導していきます。
 
休憩をはさみながら、20分間の坐禅を2回しました。
足をくずして、立ち上がってもいいですといっても、足がしびれてそれすらも出来ないという人もいましたが、最初はみんなそんなものです。 
 
来週は、5月6日(金)6時半から、会場はいつもの千葉中央コミュニティセンターの5階和室です。

話題は、「禅のある人生 ー仕事や家庭生活が禅でどう変わるかー」

若干名ですが、まだ申し込みを受け入れられますので、
興味のある方はご連絡の上お越しください。
 
義存 合掌