禅と茶の集い

みをただし いきをととのえ すわるとき そのみ そのまま みな ほとけなり

禅茶ラジオがカリフォルニアまで届いてました!感激です。

本日なんとUSAカリフォルニア州在住のFさんから禅茶ラジオをお聞きになってくださったとのメールが届きました。

 

なんでも曹洞宗研究所の宇野全智和尚さんのユーチューブ「10分で修証義」経由でお知りになったそうです。

 


www.youtube.com

 

一月前についに「修証義」31節すべて完了されたそうでおめでとうございます。

 

そう言えば4月のアースディで宇野和尚さんに逢った時,「山下さんのポッドキャストがきっかけでユーチューブでラジオ始めたんですよ」と言っていただいたこと思い出しました。

 

社交辞令とは思いますが,市民サークルである「禅と茶の集い」のブログやPODCASTが,曹洞宗の僧侶の方やアメリカの在家修行者の方に届いているとしたら本当に有難く,本当に感慨深いことだと思っております。

 

曹洞禅を学ばれ在家得度なさったFさんにはロンドン在住のkokoさんの禅茶ラジオなどもご紹介させていただきました。

 

いつの日かアメリカ在住のFさんの「禅茶な人々」も収録できるかも知れませんね。

楽しみです。(山下)

「禅と茶の集い」便り(396)

10/6 禅と茶のつどい報告

輪読は“宗教の本性”(佐々木閑 著)

 

●「釈迦の仏教に即効性はない」

・自分の価値観を少しづつ変えていくために時間と体力が必要

・死を目前の人には救いになりにくいが逆に阿弥陀信仰に救われる人もいる

 

自死は悪ではない

自死は人として向上させる機会をみすみあす逃すもったいない行為だが一方やむぬやまれぬ誇るある決断であることも理解したい

 

●信じるものはなんでもいい

正岡子規は悟りとはいかなる場合も平気で生きるという事という,,,戸塚さん(物理学者)は死を目前にして子規の言葉に励まされたよう

 

※話し合いは,自死について

・病,借金,人間関係etc 軽くても自死する人 重くてもたくましく生き続ける人,色々である

・病状をSNSで発信する人

 

お茶・・・

茶菓は饅頭,掛け軸は本来無一物 亭主は栗田さん ほのぼのとゆったりとした空間でした。

 

午後7:50より坐禅一柱香

参加人数 7人

来週は午後6時より一柱香(ただし午後5時より借りている)

第154回マハトマ・ガンディ生誕日の集い

インド巡礼から半年が過ぎたにも関わらず,まだご縁は続いているようで今回はガンディ生誕の集いに参加してまいりました。

 

今年2月のインド巡礼の旅の初日にニューデリー行きの飛行機の中でお会いした和尚さんがご縁で日印サルボダヤ交友会の機関紙に寄稿文を寄せたのは別ブログでご紹介済です。

 

 

当日は東京有明大の研修を早退させていただき東京は市谷,九段下にあるサルボダヤ会館に急ぎました。

駐日インド大使も参列予定とお聞きしたので,どんなきらびやかな建物と思いきや,さすがガンディ精神の会館でまさかのエアコンなしのレトロな瀟洒な建物でした。

 

 

到着して浅井上人にご挨拶して記念撮影です。

 

 

  記念式典では残念ながらシビ・ジョージ大使は公用で広島出中で、代理でカニカ女史がご挨拶されておりました。

 



2月のブッダガヤ巡礼ではインドにおける日蓮宗の存在感と言うか,活躍は驚かされましたが,まさかマハトマ・ガンディが「南無妙法蓮華経」と唱えていたとは知りませんでした。

 

 

それはヒンディをはじめ,多くの宗教の祈りや歌が取り入れられた「アシュラムの祈り」と呼ばれているものです。

ガンディが1933年に藤井日達上人にあってから日本仏教の「南無妙法蓮華経」が冒頭に唱えられるようになったそうです。(山下)

 

  <追加情報>

今年の5月,G7で来日されたモディ首相に合せて,広島にガンディ胸像を作り除幕式が執り行われましたが,その会場にも浅井上人のお姿がみつけました。(^▽^)/

お話では今日10/4,インドに行かれて11月中旬までご滞在の予定だそうです。

 

 

 

「禅と茶の集い」便り(395)

禅と茶の集い例会9月29日の報告 

栗田和夫

 

今月の第2金曜日は、定例ですと、奇数月の懇親会の予定でありましたが、台風13号が接近しているという状況下で、やむなく中止とした経緯があります。  

 

そこで、第5金曜日に、それに代わる懇親会を行ういうことで、おなじみの「ジュリアン」での開催となりました。  

 

会員7名が集い、まずは、ビールで「乾杯!」、このところの暑さに、皆さんの美味そうな笑顔で、宴が盛り上がりました。  

 

実は、この宴に際して、皆さんに、私自身のことではありますが、ご報告したいことがありました。

 

それは、「令和5年度の千葉県のスポーツ功労章贈呈者として表彰することに決定しました。」との、案内が先日、文書で届いたところであります。

 

内容は、「令和5年10月27日(金)14時、第73回千葉県民体育大会総合開会式で表彰式を行いますので、ご出席ください。」というものでした。

 

そこで、皆さんのお祝いの乾杯も、頂けたのでありました。

 

今宵は、中秋の名月十五夜のはずですが、残念ながら曇天、しかし、宴は、ビール、八海山とワインで、昔懐かしい話で盛り上がりました。

 

いやはや道友とは、良いものです!

 

丁度45年前の1978年の9月、静としての「禅」、動としての「ダンス」に出会う事から、今回の「功労章」があり、また「道友」との宴があるわけですので、大いに感謝ですね。

 

楽しいひと時は、あっという間に、お開きの時間となりましたが、いやはや、千葉駅までの道中も話は盛り上がっていましたことを申し添えます。

太田ワークショップ凱旋② あやめ台いきいきセンター 編

火曜の東京有明医療大学に引き続き,太田ワークショップの凱旋です。

 

土曜日(9/30)は千葉市のあやめ台いきいきセンターにて10:00~12:00と比較的ゆったり目のスケジュールで実技を中心に太田先生に講演していただきました。

 

応募者多数のなか会場の広さの都合もあり今回は25名とさせていただきました。

 

いきいきセンターの利用者ということで年配の方が多いのが幸いしてか太田先生のジョークも受けまくり,前半の歩行の修練は皆さんでわいわいがやがやしながら楽しい実習でありました。

 

 

後半は調息山にそったイス坐禅の実習!

さすがに坐禅なので,会場は静まり返り静寂の瞑想となりました。

 

 

という訳で今年度は6月の体験会を皮切りに,太田先生には出張講演まで大活躍の前半期でありました。(山下)

太田ワークショップ凱旋① 東京有明医療大学 編

本日は私の研修先である東京有明医療大学に太田先生と出かけました。

 

私の担当教官である高梨先生通じて『統合医療』の授業の中で「坐禅」について太田ワークショップの出前講義となった次第です。

 

ちょっと早めにつきましたら矢嶌先生のご配慮で1年生の皆さんの鍼灸実技の授業も見学させていただきました。

 

太田先生は「おちゃめ」とか「まつげが可愛い」とか若い方々にいじられまくっておりました。(笑)

 

 

そしていよいよ本番! 3年生の皆さんにガチンコ講義です。

 

いつも千葉中央コミュニティの講義ではマジックボードで消し消ししながらの講義ですがさすが大学!

だだっ広い黒板に向かって,チョークを持った太田先生が乗りに乗って話をしておりました。

 

 

脳生理学から白隠禅師までと,七めんどくさい話を一生懸命聞いて下さった学生さんたち!ありがとうございました。

 

講義が終わった後も数名の学生さんに質問を受けたりしていて,矢嶌先生・高梨先生にも何度もご辞退申し上げたのですが玄関で車口までお見送りいただき恐縮でした。

 

東京有明医療大学の先生方,そして学生さんに感謝申し上げます。

(山下)

【音の目次】太田ワークショップ 調息山のガイドライン

第4週目に開催されている太田ワークショップですが,東京有明医療大学特別講義を記念して【音の目次】として別項を立てて整理,ご紹介することにいたします。

 

(収録:2023.04.04~07.21)

 

社会人の禅修行階梯を考える(56)「禅と茶の集い」便り(394)

今月もはや4週目,今年度も半分が過ぎようとしております。

太田ワークショップはますますの隆会で,今日は10名を超える参加者となりました。

まずは調息山のガイドマップに沿った坐禅を小一時間。 それからここ数か月の簡単な復習を久々に参加された方向けにさらったのちに,カルロスカスタネダから講義が始まります。

 

テキストを皆で輪読しながら,太田先生からは注釈がそして参加している館員からは質問や意見がどんどん出てきてあっと言う間に20時を迎えておりました。

参加者の半数ほどが,二次会?としてファミレスに行って晩飯がわりにビールとおつまみで談笑した次第です。(山下)

「禅と茶の集い」便り(393)

先週は台風のため坐禅会,懇親会ともに休止となりました。 今週は栗田さんの呈茶もあり,輪読会そして座談会,坐禅会共に充実した定例会となりました。

 

来週は早くも第4週,太田ワークショップとなります。

奮ってのご参加お待ちしております。

なおお知らせにも書きましたが第5週は,台風で延期となった懇親会開催予定です。

こちらも奮ってご参加くださいませ。(山下)

社会人の禅修行階梯を考える(55)「禅と茶の集い」便り(393)

今宵は太田ワークショップ。

人の参加となりました。

 

・従声見牛 耳に見て

・得牛加鞭 毛病退治

・牧牛柔和 柔軟心

 

太田先生は9/26(火)東京有明医療大学3年生の 『統合医療』のコマで「禅修行の目的」というテーマでご講義をしていただく運 びとなりました。

 

また9/30(土)には「あやめ台いきいきセンター」でイス坐禅で講演いただく予定となってますますのご活躍です。

 

私も10/1(日)に佐倉市の宝樹院で,第二回目となるの「ほうろく灸」 イベントに参加協力予定となっております。

ご参加できる方はぜひご参加ください。

 

山下

「禅と茶の集い」便り(392)

 

中国の歴史小説について。

 

インドネシア/東南アジアに20数年に及ぶ駐在の後、62-68歳の 7年間中国東北部吉林省に駐在、この関係で日本の著名小説家が書いた 数多くの中国の歴史小説を読みました。

 

北方謙三三国志12巻、水滸伝19巻、楊令伝15巻、岳飛伝17巻、 堺屋太一のチンギス.ハン3巻、浅田次郎の天子もうじん4巻、蒼穹の昴3巻、 塚本青史光武帝3巻、陳舜臣の小説(名前忘れた)、この他まだまだ一杯 あります。

 

どれを読んでも大変おもしろかった。

 

図書館に行けばこれらの本は 置いてあるので ぜひ一度読んで見て下さい。

 

現在読んでいるのは 宮城谷昌光の奇貨居くべし4巻;秦の始皇帝の生誕に 関わる物語:これも大変おもしろい小説です。

 

以上とりとめのない事を書きました。 花垣

改めて「お盆」に終戦記念日があるのって偶然なんでしょうか?

終戦から78年。

もちろん「お盆」は100年以上前から日付は決まっていたのでしょうがこの二つが重なることって偶然なんでしょうか?

 

今話題となっているジブリの「君たちはどう生きるか」も空襲のシーンから始まりました。

 

宮崎駿さんは今年で81才とお聞きしているのでまだ終戦時は物心つかない頃だったかと思いますが,それでも戦後を体験し戦争は我々以上に身近だったのでしょう。

 

私が幼少期に「戦争を知らない子供たち」というフォークソングが流行ったそうで,学生時代に懐メロっぽく紹介されていました。

 

復興そして高度経済成長のあと,バブルがやって来て「JAPAN as No.1」と言われた時代もやってきました。

 

教育の世界でも「受験戦争」から揺り返しの「ゆとり教育」があり,その後は「悟り世代」なんてことも言われましたね。

 

1980年代のPCが世界を変え,当時アランケイが予測した誰もが使えるパーソナルなデジタルアシスタントとしてパームトップコンピュータが出現するとの予測!

 

誰もが信じられなかったですが見事にスマートホンとして今現在,我々の手の掌の上に載っていたりします。

 

大昔のことじゃありません。

ついこの前のことさえも人は忘れ,現在だけが当たり前となっていくこと。

 

やはり怖い近視眼的な見方でしょう。

 

親類や祖先などと言うのも個人主義の敵のように思われ,どんどん人は自分のことだけ,自分の世代だけで生きるようになってきております。 お爺さんお婆さんの世代や,孫ひ孫の世代まで思いをはせられる人がどれだけいるでしょうか?

 

自分を思い返しても恥ずかしくなります。

お盆にあたり遠い祖先から綿々と続く「命」を思い,また子孫に残していける平和で穏やかな国や生活など究極のSDGSを思ったりもしてます。(山下)

「禅と茶の集い」便り(391)

8/4禅と茶の集い報告 うっかりして報告を忘れていました。

 

輪読は宗教の本性

死にゆく自分を支えるのは神か,仏か,私自身か?

・人間至上主義的宗教は薬になりえるか

・科学は宗教ではない

・人間は宗教よりも科学を信じるようになった

 

第4週の太田先生の“自伝的自己”と”中核自己”の観点から考えると宗教の本質がよりわかるようになると思う。

 

栗田さんがお茶をたててくださり,5人飲みながら「コンクリートから人間へ」の時の話,熊本県球磨川に残された100mの堤防,50年以上未解決だった八ッ場ダム・・・(大雨で水害のニュース)

 

掛け軸は!本来無一物”

その後一炷香,来週は山の日でお休み 登坂

宝樹院だより(13)広島原爆被災に黙とう

今日は8月6日 

78年前,第二次世界大戦終末期に広島に原爆投下されました。

 

世界で初となる都市への原爆投下,一瞬にして10万人を超す日本人が亡くなりました。

その後も35万人と言われる被災者たちは放射線による後遺症に悩まされ続け,そして多くの方は亡くなってゆきました。

 

宝樹院では今朝8:15の投下時刻に合わせ平和を祈る黙とうを坐禅会中に行いました。

誰もが平和の有難みをかみしめながらの黙とうだったと思います。

夏休みのため小学生2人の参加もありましたが,彼らの未来のためにも大人たちの責任は重大でしょう。

 

宝樹院では,広島・長崎の原爆投下の日と東日本大震災の日には黙とうをされています。

 

私は午前中に仕事があったため茶礼はご遠慮しましたが,宝樹院饅頭と横田老師の団扇のお土産をいただきちょっとだけでも宝樹院坐禅会にでてやはり良かったと思いました。

 

 

「禅と茶の集い」便り(390)

猛暑8月の金曜日夕方、いつものとおり禅と茶の会が開催されました。

 

第一と第三は輪読、茶道、座禅の順番です。

 

「宗教の本質」の輪読を終え、茶道の時間になり、栗田師範が飾って(という言葉か?)くれた掛軸とお花は添付画像のとおりです。

 

 

掛軸の「本来無一物」は六祖慧能禅師の言葉。

 

7世紀中国広東省の禅師、即身仏(ミイラ)になられた方です。お花の意味も拝聴しましたが、思い出せません(失礼)。

 

栗田師範の茶道は裏千家とのことです。

 

茶道のあとは雑談的時間ですが、今回は「コンクリート・インフラ」がテーマになっていきました。

 

道路や堤防建設、そしてそれらの為の税金についてアレコレ。

 

宗教の本質から入って茶道にいきインフラ談義そして座禅で終わる二時間超の時空間は、非日常です。

 

【注意】8月11日は祝日・山の日のため、禅と茶の会はお休みです。

8月18日は輪読、茶道、座禅です。 KT